2010年7月24日土曜日

ランドローバー【ディフェンダー】

エコカー減税とハイブリッドカーの影響でしょう、古い車を廃車にして新しく買い換えたという人も多いのではないでしょうか?
エネルギー問題から考えても、将来は電気自動車に変わっていくのは事実でしょうし、過渡期のハイブリッドから燃料電池に移行するのか?純粋な家庭充電の電気自動車が主流となるのか?
ますます内燃機器の存在意義が問われる時代となっていますが...

車好きの友人と話していると、どうしても古い車の話になってしまい...「古い車は面白い」って流れになるのです。
それでも最新のエコカーの話題になると、これまた決まって...「ヨーロッパで主流のエコディーゼルが日本に導入できないのは理解できない」と...

ヨーロッパでは排出ガスの内容基準が違い、最新のディーゼルエンジンはガソリン車よりも環境に優しいというのが常識になっています。
今年9月からの新基準では、ベンツのディーゼルエンジン以外は壊滅的な状態だそうです。
並行輸入で頑張っている業者の方も、9月に間に合わせるために必死で輸入している状態です。
個人的にもヨーロッパのディーゼルエンジンに興味津々な所に、神戸のセブンスターの営業さんから「ディフェンダーの試乗が出来ますよ」のご案内が!

はっきり言って古い車ですが、うちの嫁も「一番男前の車」と絶賛するマニアックな四輪駆動車です。
最新のSUVではなく、ヨンクと呼んであげましょう。

そもそもイギリスの軍用車で、アメリカでのジープ、最近ではベンツのGクラス(昔はゲレンデと言ってましたが)と同類なのです。
しかし、戦時中に鉄が不足していたイギリスで、アルミを使ってボディを作ってた流れをまもり、今でもアルミのパネルをリベットと溶接でつないでいます。
ちなみにアルミもアウディのような最新設計でないので、ドアを閉めるときにハンドルをググッと押して閉めているとパネルが凹んで来ますので...パネル自体か窓の横を押して閉めましょう。

まあ、パネルが凹もうと歪もうと、全く気にならない車ですけど....(^o^)


どうです?この角度からみると車に見えませんよね〜?
何だか昔の電車みたいです。


しかし、クラシックな雰囲気の外装をくぐって乗り込むと、今時の車っぽさも感じられる車内。
メーターは...ディスカバリーと同じでは?
ミッションは6速マニュアルで、トランスファー付きです。
ちなみに、トランスファーの使い方を理解してないので、そのままでスタートしましたが、問題無い?
ちゃんとエアコンもオーディオも付いてますので、ご安心下さい。

今回は車好き友人達と合計6名乗車で試乗。
3列目シートもちゃんと座席になってました。
ちなみに、3列目はリアゲートから乗り込みます。


走ってみると、ディーゼルエンジン特有のトルクのお陰でアクセルを踏み込まなくてもスタート出来ます。
まあ、6名乗車もあって加速はトラックと同様、シフトチェンジの度にハンドルから手を離すとフラっとしますが、それでも普通に乗れます。
クーラーもメチャメチャ効きますが、エンジン音はトラックで、容赦なく室内に侵入してきます。

それでも、楽しいのです。
ガッチリした車体で、安心感もあります。
これを遊びに使える人って、余裕ですよね〜。

何よりも、このディーゼルエンジン逆風時代にも関わらず、これを売ろう!って思うディーラーに感激です。

2400ccディーゼルエンジン7人乗り
本国では400万円くらいからですが、日本では触媒やらガス検やらで、乗り出し800万円となっております。(-_-)
う〜ん、まだまだ日本は鎖国なのか?

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