2013年6月8日土曜日

Giulietta 1weekモニター報告

先月の最終日、我が家にGiuliettaがやってきました。そう!増車です!なんて言うこともなく、Alfa Romeo Japanさんに申込をしていた「Alfa Romeo Giulietta 1ウイーク モニター キャンペーン」でお借りしたのです。
いつもFiat500でお世話になっている「Alfa Romeo神戸西」さんで車輌のご説明を受け、7日間のジュリエッタ生活のスタートです。



お借りしたのは「素のジュリエッタ」こと、sprintグレードなのですが、オプションのナビは装着済み。これなら全国どこへでも行けますね〜(^o^)

営業先へも乗っていき、結構評判良かったのですが・・・そもそもAlfa Romeoを知らない人に説明するのも面倒な事だったりします。
ですが、「雑誌で見たことある」とか、「かっこいいね」とか知らない人にも評判の良いのは、どこも同じでした。
昔 からの車好きの方は「ロメオか!、壊れるからね〜」とおっしゃいます。なので、嫁さん号の500の「期待したのに壊れない(変態的発言ですかね?)」事を ネタにすると、「そうなのか!75で懲りたけど、これならいいかも!」とか・・・え?75に乗ってたんですか!(^o^)
ちなみに↑の方、sprintだと320万円くらいですと煽ると、ますますその気になってました。某ハイブリットを買うんじゃなかったと(-_-)


さて、肝心の乗った感ですが、正直1400ccとは思えません。速いのです。
発表当初の試乗よりもエンジンが良く回る事もありますし、脚も慣れてきてるのでしょう。
これまでの1400ccとは思えない速度も出るし、安定しているし、恐るべし!技術革新、何たって、吸気のカムシャフトが無いんですから(^_^;) ハイカムとかのマニアチューンが出来ないのは寂しいですか? ま、時代ですから。

ミッションはTCTという、流行の2ペダルの自動制御ミッションというやつ。
オートマ免許でも乗れる乾式クラッチ6速ミッションです。「クラッチは私がやりますので、貴方は運転とシフトに専念してね〜」という車です。
ちなみにFIat500も5速の自動制御ミッションですがシングルクラッチ、TCTはツインクラッチです。VWが先行してるDSGのイタリアンバージョンです。
ちなみにFiat500はアクセルを踏まないと前に進まないノンクリープ、TCTは「珈琲はブラック派です」という貴方でもクリープはついてくるので、停止状態からブレーキを離すとジワジワと前に出ます。
クリープはバックギアでも同様なので、駐車では楽が出来ますし、トルコン式のオートマで慣れた方にはTCTが使いやすいでしょうね〜。

スタート時、DSGはパンパン…と出撃するのですが、TCTはウンショ〜って感じの間があります。
2速以後もDSGは電光石火のシフト、TCTは「君よりは速いですけど、何か?」って感じのシフト。
どっちがよいかと聞かれると、ドイツ的なDSGに軍配なのでしょうけど…TCTの人間的(といっても天才的?)なタイミングって、長時間の運転では楽なのですわ。
それでも「ガンガン走るぜ!」ってなアナタには、シフトの前にあるDNAスイッチを奧に押してダイナミックモードをお試し下さい。性格が豹変しますから。
さてさて、ここまで遊ぶと欲しくなるのがパドルシフト、残念ですが、sprintにはどこを探してもありませんから、シフトノブでアップダウンをして下さい。
どうしてもって場合は豪華装備で40万円を余分にご用意下さいって感じです。ちなみに40万円にはブレンボも付いてきますのでお得ではあります(その他も豪華ですし)。

実際に走ると、脚の出来がいいんですよ。車体剛性感もドイツの彼に負けてませんし、脚の具合はジュリ子ちゃんの方が好きです。何たって、どんな速度でも感覚が大きく変化しないですから…ある一定以上になるとフラフラするなんて事もありません。
コレって、長距離では楽ですよね〜。
奥様も「楽だわさ〜」と、琵琶湖からの帰りはノンストップ&交代無しで乗りっぱなしでも楽々だったようです。



それと…夜モードのアルファロメオです。


あれれ?アルファロメオの室内照明って、もっと赤々してませんでしたっけ?色気出てます!って記憶があるのですが、何だか白っぽいのも目に入ります。
見やすいのはこちらがいいのですけど、色気満々の夜モードを期待する君!要注意です(^_^)



Giuliettaはどうでしたか?と聞かれると「日常から使いやすいです」と、ある意味期待はずれの答えになってしまいます。
勿論、ワクワク感もありますけど、昔に比べると「大人」になってます。
それでもドイツ車とも国産とも違う味を出すのですから、素晴らしいですね。室内室外のデザインもそうですし、イタリアらしさもフル装備です。

普段乗っているメガーヌRSと比較すると、どちらも十分に速い車です。
でも、速い!と感じるまでの加速感は、「Giuliettaは紳士的」「メガーヌは暴力的」です。もっと速いGiuliettaをお望みなら、1750のエンジンを!となりますけど…キャラクターからすれば1400のエンジンが良いのかもしれません。
コーナー侵入が速くて「おいおい兄さん、調子に乗るなよ」って警告もGiuliettaはしてくれます。勝手に制御するのではなく、ちゃんと教えてくれます。
そこでカウンターを当てるのですが、この時の戻りにも大きな違いがあります。
Giuliettaはジワジワ当てて適度な所で戻ってくれますが、メガーヌが少しだけパン!と当てるだけで戻ります。
なので、メガーヌは忙しいのです。(個人的にはこれを楽しい!と思っちゃうんですけど)
も ちろんメガーヌはCUPシャシーというメーカーチューンのシャシーなのですが、さて!アルファが本気でCUPシャシーのチューニングをすれば?なんて思っ ちゃうんです。でも、それって「自分の好みで改造してね」ってことになるのでしょう。反面、メガーヌはメーカーチューンの上を行く改造って…私には出来そ うもないので改造なしで…となっちゃうんです。

あと、工業製品としてみると…Giuliettaの方が上のような気がします(個人的にですけど)。

ちなみにGiuliettaのリアスタイル、大好きになりました。
絵になるんですよね〜。ラインが綺麗に出るというか、リアランプが素敵というか。


約900kmを走った7日間、本当にありがとうございました。

これまでのイタリア車のイメージって「壊れる」って思う方も多いようですが、最近は壊れませんよね〜。
「トラブルが多いけどアルファだから許せる」なんて時代ではないのでしょう。
ま、どんな車でも信頼できる整備者がいてくれると、それだけでも安心なんですけどね。

神戸西店の皆様、これからもよろしくお願い申し上げます。
ちなみに8日目の夜、奥様は「ジュリエッタちゃんがいなくなって寂しいね〜」と申していました。





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